お役立ち情報

【外壁塗装を検討している人必見】火災保険の申請方法を徹底解説

外壁塗装 火災保険
  • 火災保険を使ってお得に外壁塗装ができるって聞いたけどホント・・・?
  • 火災保険の申請なんてしたことないけど難しいんじゃない?
  • できれば外壁塗装費用抑えたいから火災保険の申請方法教えて!

こんにちは、shinです。

家を建てるときにとりあえず火災保険は入ったものの、申請方法が分からなかったり、難しかったりして、結局一回も火災保険申請をしたことないって人は非常に多いです。

わたしは6世帯1棟アパートから月20万円の家賃収入を得ているサラリーマン大家です。妻と二人三脚で不動産投資を実践していますが、何度も失敗や挫折を繰り返し経験してきました。

そこでこの記事では、火災保険申請を一度もしたことない方でも迷わず申請できるよう「火災保険の申請方法から保険金の受給まで」と「火災保険申請に関するトラブル」をまとめて解説します。

この記事を読めば「外壁塗装費用をできるだけ抑えたいと思っている物件所有者が火災保険の申請に必要な手順」がすべてわかります。

shin
shin
「忙しくて自分で申請する時間もない!」って人は火災保険申請をサポートしてくれるサービスもあるので活用してみてね!
>>火災保険申請ドットコムへはこちらから

【外壁塗装】火災保険申請から保険料を受け取るまでの手順を解説

外壁塗装 火災保険

いざ火災保険を申請しようとしたけどやり方が分からない!って方のために、火災保険の申請から保険料を受け取るまでの手順を解説します。

一般的な申請のフローは以下の通りです!

手順
  1. まずは事前の注意点をチェック
  2. 業者に連絡して破損個所を調査してもらう
  3. 破損個所を原状回復するための工事費用見積書を入手する
  4. 保険会社に保険を利用する旨を伝える
  5. 保険申請に必要な書類を保険会社に提出する
  6. 鑑定人に破損個所の調査をしてもらう
  7. 保険料を受け取る

ひとつずつ解説していきます。

①事前の注意点をチェック

外壁塗装 火災保険

まずは火災保険が適用できるか、何点か事前にチェックしましょう。

  1. 災害によって被害を受けており、被害発生から3年以内か
  2. 被災した災害に対する補償がある保険に加入しているか
  3. リフォームの工事費用が免責金額を下回っていないか

上記3点すべてに該当する場合は以下手順に沿って火災保険を申請しましょう。

②業者に破損箇所を調査してもらう

外壁塗装 火災保険

破損個所の調査依頼は、保険会社ではなく外壁塗装業者などの工事業者に直接依頼しましょう。保険会社に連絡しても、その保険会社に付き合いのある工事業者へ依頼されるだけですので、自身で優良業者を選定したほうがお得です。

業者に調査を依頼する際に気を付けておくべき点をまとめていますのでチェックしてくださいね。

  1. 家全体の破損箇所をチェック
  2. 事前に火災保険を申請する予定があることを伝える

家全体の破損箇所をチェック

現地調査の際は、雨漏りや壁に空いた穴などの分かりやすい破損箇所のみをチェックするのではなく、家全体をチェックしてもらうようにしましょう。意外と素人目にはわからない部分も破損したりしている場合が多いです。

特に屋根回りは業者にチェックしてもらった方がいいでしょう。軒先や雨どい、かわら、しっくい等の破損が見つかるかも!

事前に火災保険を申請する予定があることを伝える

現地調査を実施してもらう前に、火災保険を申請する旨を伝えましょう。優良業者であれば、調査と同時に火災保険に申請するために必要な情報や写真を記録してくれます。また、火災保険の申請が通りやすくなるようにサポートしてくれる場合もあります。

③工事費用の見積書を入手

調査を依頼した業者に工事費用の見積書を作成してもらいましょう。その際に、被害箇所の写真を撮ることを忘れないようにしましょう。ご自身で写真を撮影してもいいですが、プロに依頼したほうが正確ですし、屋根の上などの場合ケガする可能性もあるので、基本的には業者に依頼しましょう。

④保険会社に保険を利用する旨を伝える

保険会社に連絡をして保険を利用する旨を伝えましょう。申請に必要な資料などの指示がありますので、しっかりと確認しましょう。

⑤保険申請に必要な書類を保険会社に提出する

外壁塗装 火災保険

保険の申請のためには、以下の書類を作成し保険会社に提出する必要があります。

  • 火災保険請求書
  • 事故報告書(事故状況説明書)
  • 工事の見積書

火災保険請求書

火災保険請求書は保険会社から送られてきます。必要事項を記載しましょう。

事故報告書(事故状況説明書)

事故報告書には「被害箇所の写真」と「建物の図面」を添付する必要があります。③で業者に撮影してもらった写真を提出しましょう。

また、写真を撮る前に自分で被害箇所を修理してしまったり、周辺のものを移動したりしてしまうと、保険適用されない可能性があるので、手を加えずに写真だけ取っておくことが重要です。

工事の見積書

③で業者に作成してもらった見積書を提出しましょう。

⑥保険鑑定人に破損箇所の調査をしてもらう

外壁塗装 火災保険

⑤の保険申請に必要な書類を提出すると、保険会社が「保険鑑定人」と呼ばれるプロを派遣し、建物の調査を行います。

鑑定人は以下の項目により、申請された内容が妥当であるか判断します。

  • 自然災害かどうか
  • 被害額の見積もりは妥当か
  • 修繕部品の価格は妥当か
  • 修繕方法は妥当か、実績のある業者か
  • 不要な施工(方法)はないか

保険鑑定人の調査結果と⑤で提出した申請資料をもとに、火災保険を適用するかどうか、保険金をいくらにするかについて最終審査が行われます。

被害金額が少額の時や明らかに被害が認められる場合は保険鑑定人の調査は行われず、申請内容がそのまま受理され、保険金が支払われるケースもあるようです。

⑦保険料を受け取る

最終審査の結果、申請した被害が火災保険の保険適用対象と認められれば、指定の口座に保険金が支払われます。

保険申請時に注意する点

外壁塗装 火災保険

保険申請時にトラブルは付き物。よくあるトラブルを3つご紹介しますので、事前に把握して慌てないようにしましょう。

  • 悪質な保険申請代行業者による被害
  • 申請リミットは被害を受けてから3年以内
  • 20万円以下の工事は保険金が下りない可能性あり

それではひとつずつ見ていきましょう。

悪質な保険申請代行業者による被害

保険申請の手順を説明しましたが、ぶっちゃけ面倒ですよね!「火災保険 代行」で検索すると多くの保険申請代行業者サイトが引っかかります。優良な代行業者に出会えれば問題ないですが、悪質な代行業者も増えているようでトラブルになってしまうケースがあります。

(1)外壁塗装工事を実施することを前提とするケース

「火災保険加入してます?であれば無料で外壁塗装できますよ!」といううたい文句で、保険金が支払われる前に外壁塗装工事契約を結んでしまうケース。

被害状況次第では保険金が下りず、結果工事費用を自己負担するためになり、業者とのトラブルに発展します。工事契約はあくまでも保険申請が通って保険金が下りることを確認して実施しましょう。

(2)保険申請サポート手数料の説明がないケース

「火災保険の申請をサポートします!」と言いつつ、サポート手数料の説明なしに強引に契約を進められ、保険申請代行契約を結んでしまうケース。

保険申請代行業者からサポート手数料の説明がなかったため、いざ支払いのタイミングで手数料の存在が発覚し、トラブルに発展してしまいます。契約条件はしっかりと確認したうえで契約しましょう。

申請リミットは被害を受けてから3年以内

火災保険を申請できるリミットは被害を受けてから「3年以内」であることが保険法第95条の[消滅時効]で定められています。

すでに自費で外壁塗装工事を実施していても、3年以内で請求書が残っていれば保険金を申請することができます!また、台風時の破損が後から見つかり追加工事する場合も申請が認められることがあります。

20万円以下の工事は保険が下りない可能性あり

免責金額」をご存じでしょうか。保険会社から支払われる金額は「被害額(修理費)-免責金額」となり、一部自己負担する必要があります。火災保険の場合だと、免責金額は20万円です。

言いかえれば「20万円までの修理費用はお客様で支払ってくださいね」となり、20万円未満の修理では火災保険の保険金が出ないことが多いので注意してください。

火災保険申請のトラブル・詐欺を解説

保険申請時の注意点としても記載しましたが、悪質な業者に引っかかってしまいトラブルに発展することが多いです。

特に、外壁塗装工事費用に火災保険が適用できる場合があることを、「無料で工事できる」と表現している業者は注意が必要です!「無料」や「0円」をうたい文句に契約をした結果、後で費用が発生しトラブルに発展し、国民生活センターや日本損害保険協会などが注意喚起するまでに至っています。

こういったトラブルは数多くありますが、事前に事例を把握しておくことで巻き込まれる可能性を低くしましょう。

支給条件の確認

トラブルに巻き込まれないために、甘い口車に騙されないために、まずは火災保険から保険金が支給される条件を再確認しましょう。細かい条件まで挙げるときりがないので、最も重要な以下3つの条件だけ覚えておきましょう!

  • 自然災害による事故と認められること
  • 被害から3年以内であること
  • 修理費用が免責金額を超えること(一般的には20万円)

火災保険を悪用した手口5選

外壁塗装業者が工事を受注してもらいやすくするために、「火災保険を適用すれば外壁塗装費用が安くなりますよ」などと言って詐欺まがいの営業をしてくる悪徳業者がいます。

悪徳業者はあの手この手で騙そうとしてくるので、正しい知識を持って詐欺被害を受けないようにしましょう。詐欺の手口を知っていれば騙される可能性は低くなります。よくある手口をご紹介しますので、ぜひ覚えておきましょう。

  • 無駄な工事が追加されている
  • 「火災保険で無料外壁塗装」などの触れ込み
  • 後から手数料を請求される
  • 申請のために虚偽の報告を強要される
  • 調査の際にわざと壊して修理を要求してくる

無駄な工事が追加されている

支給の条件にも記載しましたが、火災保険には免責金額が設定されており、修理費用が免責金額を超えないと保険金が支給されません。そこで悪徳業者は保険金が支払われるように不必要な補修工事を次々に追加して相場以上の高額な補修費用を請求してくることがあります。

工事費用が免責金額を超えて火災保険の審査を通過することができたとしても、悪徳業者へ支払う無駄な工事費用のせいで、せっかく振り込まれた保険金が差し引かれてしまうだけでなく、追加で支払わなければならない場合もあります。

「火災保険で無料外壁塗装」などの触れ込み

改めて確認しますが、「火災保険で外壁塗装費用が無料になる」は間違いです。そもそも火災保険は事故や災害による被害を補償するための保険なので、「災害に関係ない外壁塗装工事」は補償対象ではありません。

しかし悪徳業は言葉巧みに、

  • 「火災保険を申請すれば外壁塗装工事費用を無料にできますよ」
  • 「知ってます?外壁塗装を無料にする裏技」
  • 「弊社に任せてもらえれば外壁塗装費用を100%無料にできますよ!」

などと「無料」を強調して火災保険を利用した外壁塗装工事を勧めてきます。

通常は外壁塗装を実施するためだけに火災保険は適用できないため「外壁塗装費用を火災保険で無料にできます!」という宣伝文句は間違いであるか、誇張表現であるため、騙されないようにしましょう。

後から手数料を請求される

申込書の最後の方に小さな文字で「保険金が支払われず工事ができない場合でも、工事費用の30%の手数料を支払う」なんて記載されており、保険金は下りないし法外な手数料を支払う羽目になった、という事例もあります。

火災保険を使えば無料で外壁塗装ができることをしつこくアピールされ、手数料について十分な説明がないまま契約してしまい、トラブルに発展するケースです。

申請のために虚偽の報告を強要される

改めて言いますが、経年劣化による破損などの症状では火災保険は適用できません。にも関わらず火災保険の申請手続きの際に、工事費用が無料になるからと、保険会社に対して嘘の報告を強要する悪徳業者がいます。甘い言葉に惑わされずに、嘘の報告は絶対にしないようにしましょう。

悪徳業者が使うやり口を紹介します。

  • 経年劣化と判断されると保険金が出ないため、最近新たに塗りなおしたばかりの塗装が自然災害で破損したと保険会社に説明してください。
  • 不注意で傷つけてしまった塗装剥がれが、自然災害で剥がれたように見せかけるために、もっとわざと剥がしてください。

悪徳業者からのこのような誘いには絶対に乗らないようにしてください。万が一、悪徳業者に言われるがまま虚偽の報告をしてしまうと、保険会社から「悪徳業者と共謀して虚偽の報告を行い、不当に保険金を受け取ろうとした」とみなされ、施主まで加害者になってしまう可能性があります。

調査の際にわざと壊して修理を要求してくる

被害箇所の調査の際に悪徳業者自ら外壁塗装に傷をつけて、「ここに傷がありますね、火災保険を申請すれば無料で修理できますよ」などと言ってくるケースもあります。

被害箇所の調査の際は必ず同行し、まかせっきりにしないように気を付けましょう。

悪徳業者から身を守るための3つの注意点

悪徳業者の手口を紹介しましたが、実際に悪徳業者からの話しを聞くと、ついつい騙されてしまうことがあります。そんな皆さんを被害から守るために、覚えておくべき3つの注意点をご紹介します。

  1. 「無料」という甘い言葉に惑わされない
  2. 保険会社への事前相談をすべき
  3. 虚偽の報告をして加害者にならない

①「無料」という甘い言葉に惑わされない

悪徳業者は「無料」という甘い言葉で言葉巧みに騙そうとしてきます。安易に契約をしないようにしましょう。

もし契約する場合でも、手数料やキャンセル料がないか業者に確認することが大事!もしくは修理が必要でなければ「今回は修理しません」と断ることもありです。

②保険会社への事前相談をすべき

申請の際は業者とだけでなく、保険会社にきちんと保険が適用可能か相談しましょう。保険のプランや損害の有無、壊れた理由などにより、保険金が支払われるかどうかは条件次第であることが多いです。まずは加入している保険会社に連絡してみましょう。

③虚偽の報告をして加害者にならない

悪徳業者の言われるがまま虚偽の報告をしてしまうと一気に信用を無くし、保険契約の解除や保険金の返金を求められる場合があります。また、詐欺罪として刑事罰を問われる可能性もあります。虚偽の報告をお願いされても、必ず断ってください。

まとめ

この記事では、

  • 火災保険申請から保険料を受け取るまでの手順
  • 火災保険申請のトラブル・詐欺を解説

についてお話ししてきました。

火災保険ってとりあえず申し込んでいるけど、実際に申請ってする機会少ないですよね。それって本当にもったいないので、みなさんの持ち家で火災保険が申請できそうなネタを探しつつ、本記事を参考に火災保険を申請してみてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です